Volfeedシステム
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 5億年もの過去に栄えその絶頂期に滅亡してしまった超古代文明。その技術レベルは現在のものを遙かに超えていた。時折発掘される出土品(ロストテクノロジー)の中には稼動するものがあり、それが悪用された場合惑星警察では対処しきれない上に大きな被害が発生することもある。(連邦宇宙軍までが出撃したあげく惑星が一つ消滅してしまったという事例もある)
 悪用されないまでも技術バランスを大きく崩すことになるロストテクノロジーの拡散を懸念した連邦政府はすべてのロストテクノロジーを回収・保管することとした。ロストテクノロジー回収機関として設立された独立行政機関COLT(Collection Of Lost Technology)には、民官問わず、人格、知力、体力の優れた人物が集められた。COLTは事務部門、回収部門、保管部門の3つのセクションに分かれている。
  回収部門の中にはALTO(Anti Lost Technology Office)と呼ばれる実行部隊があり、特に優秀な人材が集められている。ALTOの隊員はそれぞれ豊富な知識と体術を有し、回収されたロストテクノロジーをも駆使してロストテクノロジーの回収を行う。ALTO隊員はすべての惑星連邦機関を自由に使用できる。
                ・・・・ペール・ギュント著「惑星連邦」より抜粋


●ロストテクノロジー『Volfeed(ヴォルフィード)』

特記事項: ALTO隊員クリス・タイラー所有。自己意識を持ち、タイラー隊員を自己の所有者として認識し登録。
形状: 不定形。発見された時には剣の形状をしていた。
発見場所: アイネ星系第4惑星クライネ ナハトムジーク地方
発見状況: メンデルスゾーン考古学研究所の第5次ローエングリン遺跡発掘隊の発掘作業中、当時研究所所員だったタイラー隊員に反応した最下層の扉開閉装置が稼動。タイラー隊員には岩壁に囲まれた泉に刺さる剣を視認したが、彼以外の所員及びセンサーには金属壁の広い空間としか認識されなかった。
回収状況: 回収不可能。ロストテクノロジーの個人所有をALTOに所属することを条件に特例として認める。
機能:  亜空間を用いた大規模兵器システム。高次意識を中心としてシステム管理が行われている。高次意識は深層意識下まで人間をスキャンし査定条件を満たした個人を所有者として登録。所有者とシンクロして所有者の意志によってシステムを稼動させる。
 システムはほぼすべての機能が亜空間に存在。エネルギーや質量を無限に発生させることが可能で、プリセットされた兵器以外にも所有者の意志によってあらゆるものが製造可能である。一度製造したすべての物体(銃、車、宇宙船等)はいつでも格納/再帰が可能。ただし生き物は製造不可。
 補助機能として高次意識はシンクロした所有者の保護のため所有者の体機能を飛躍的に増大させる。
Techレベル: SSS

                ・・・・COLTロストテクノロジー管理システムデータより


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