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彼は待っていた。自分に呼びかける声を・・・ずっと・・・ 彼の名前は『MAX5600G5』戦術機動兵器。命じられるまま、何の疑問も持たず行動する戦闘マシン。ただ柔軟な戦術行動を行うために単純な思考機能が与えられている。 最後に与えられたのは待機命令、指示がない限り彼は動くわけにはいかない。彼はその少ない知能で指示を待っていた。いつまでもいつまでも・・・ 彼は永遠に知ることはない。司令センターが待機命令を与えた直後に壊滅したことを、彼を造った人類が戦争の果てに生物兵器によってすでに滅亡していることを・・・ この作品で使用している階段の付いた建物及び遠景用の建物は 『Junk Yard』のChoro-pooさんから提供して頂いたものです。感謝申し上げます。

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