かものはし日記 2025年4月号
4月1日
新しく始めるために
離れていくものをつかまない
人でもモノでも仕事でも・・
4月2日
許すとは
許せない奴を我慢して受け入れることではなく
許せないという怒りや悲しみに囚われている自分をいたわり許すこと
そして
もう私はこの出来事や人から自分のエネルギーを奪われないと
宣言する(意図する)こと
4月3日
感動は体験ではなく響き
感動とは外側の何かに反応しているわけではなく
自分の中の内なる真実に共鳴している
のだそうです
4月4日
阿字観
空海がもたらした呼吸法です
腹式呼吸でゆっくり鼻から息を吸って
おなかを4秒間でふくらまします
吸いきったら漢字の「阿」の字をイメージして
心の中で「あー」って言いながら
6秒間かけて鼻から息を吐き切ります
これを繰り返します
鼻から吸って鼻から吐き出します
春先は自律神経が乱れて体調が悪くなりやすくなります
ピンときたらお試しを
4月5日
Imagination
「高度に発達した科学は魔法と変わらない」とは
SF作家アーサーCクラークのお言葉
・
そういえば
今期の春アニメ
「ロックは淑女の嗜みでして」はガールズバンドアニメには珍しく
インストバンド(ボーカルなし)なのね
ちょっと期待!
あと、生きている間に
ガールズプログレバンドのアニメが見たい
4月6日
傷付かないとは
強くあれということではなく
どんな目にあっても
「私は被害者である。」という視点をもたないこと
だそうです
4月7日
豊かさの定義
やりたい事をやりたい時にできる能力
のようです
4月8日
運動とは運を動かすと書く
煮詰まったら
とりあえず、体を動かす
軽いストレッチとか散歩とか
わたくしは毎日ママチャリで鵠沼海岸自転車道を
疾走しています
(たまに道が砂に埋もれて走れないときもありますが)
4月9日
夢の実現化
これだけ頑張って、もうこれ以上はもう無理というところから
あと2.3歩進んでみる
潜在意識は、現状維持
たとえ夢をかなえるというポジティブな思いでも変化を嫌う
意識の95パーセントを占める潜在意識を書き換えるために
あともうちょっとやってみる
4月10日
揺るがぬ自分とは
自信に満ち溢れた完璧な自分、というわけではなく
むしろ
揺れているときは揺れているなと気付き
悲しいときは悲しいなとちゃんと感じられる
そんな素直な自分でいられること
4月11日
本当の恐怖とは
自分の人生を最後まで誰かの期待通りに生きてしまうこと
(つい無意識にやってしまうからね
ほんとにゾッとする)
4月12日
重力を感じさせる作画
人物画で一番難しいのは重力表現
しっかり重力を感じさせる線を描くのはとても難しい
(描けたためしがない)
油断するとすぐ浮いちゃう
ちゃんと線に重力がかかっていないと
色気が出ないのよ
今期のオリジナルアニメ「ラザロ」の作画は驚異的でした
線の1本1本がしっかりグラウディングしている作画でのアクションシーンはとても色っぽかった
カマシ・ワシントンのBGM以上に
うっとりしてしまった
4月13日
主人公として生きる
物語の主人公って
どんな世界に生きているのかではなく
どんな意識でその世界とかかわっているかを考えてる人ですもんね
4月14日
パルクールをやるような人が絵を描いたら
誰かの絵を観て
あ、この人運動神経よさそう
って感じることがあります
絵って
如実に描く人の身体感覚とか運動神経の影響を受けているのでは?
絵を変えたかったら
やったことがないスポーツをやってみるとか
パルクールはあこがれるけど
即骨折だろうな・・
4月15日
我慢の回路
みんながちょっとずつ我慢している世界は
偽の調和
我慢をすると、我慢の回路が開きます
ちょっとの我慢が、もっと我慢することになります
最終的に
我慢の回路は人類を破滅へと導きます
本当の調和とは誰も我慢していないのに
誰とも対立しない
そんな世界
4月16日
間違い探し
母親の認知症予防のために一緒に間違い探しをしているのですが
オレが見つけられねえよ、オレが認知症?
いや
この世界に、この自然界に間違いなど存在しないはず・・
間違い探しイラスト作家の技量に脱帽
4月17日
間違い探しのおかげか
最近、母は親戚とか昔の知り合いの悪口を言わなくなりました
その変わり
あの人はね、
いろいろあって最後は
片瀬川に身投げをしたの
という逸話として穏やかに語るようになりました
これは進歩?
なかなかクリエイティブに進化中です(笑)
4月18日
問題は外側にあるのではなく
自分の内側にある
4月19日
集合意識を軽くして!
GoGo Penguin - Fallowfield Loops
いくつかある新解釈ピアノトリオのひとつ
従来のジャズのピアノトリオよりもよりロックぽく軽やかなのが特徴
軽やかだけれど軽薄ではないところが
気に入っています
機能不全に陥った地球の重い集合意識を軽くしてくれる
執着がほぐれて心が静かになる音楽
4月20日
好きだったSF小説をかわいく改変しちゃうシリーズ1
(というかどんな話か忘れちゃってるし)
有名なタルコフスキー監督のSF映画「ストーカー」の原作小説
「路傍のピクニック」
アルカジィ&ボリス ストルガツキー著
タイトルがかわいい
映画には出てきませんが小説には
フライングオーバーシューズというメカが出てきます
4月21日
好きだったSF小説をかわいく改変しちゃうシリーズ2
SF作家、JGバラードの短編
「コーラルDの雲の彫刻師」
バラードは一番影響を受けた作家です
壁にしみ込んだ音のカスを清掃する「音響清掃」とか
すごい想像力
「想像力は光よりは早い」という名言も残しております
4月22日
好きだったSF小説をかわいく改変しちゃうシリーズ3
(もともとかわいいけど、展開はハードだったような・・)
「たったひとつの冴えたやり方」
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア著
なんてたってタイトルがかっこいい
SF小説の最高にかっこいいタイトルのひとつ
他には
月は無慈悲な夜の女王(ハインライン)
天の光はすべて星(フレデリック・ブラウン)
流れよ、わが涙と警官は言った(ディック)とか
世界の中心で愛をさけんだけもの(ハーラン・エリスン)など
タイトルって大事
4月23日
好きだったSF小説をかわいく改変しちゃうシリーズ4
消滅の光輪(司政官シリーズ) 眉村卓
泉鏡花賞受賞
眉村さんのライフワークであるインサイダーSFもの
主人公がアウトサイダーではなく組織の内部の人間、インサイダー視点であるのが特徴
連邦のロボット官僚機構を駆使して植民惑星を司政官が統治するというシリーズのひとつ
人工知能であるロボット官僚SQ1と人間である司政官との関係が
とても理想的だったような
SQ1は本当は固定型ロボットなのですが
小説ではほとんど描写がないので
司政官の肩に乗る移動型猫ロボットにしてかわいくしました
4月24日
好きだったSF小説をかわいく改変しちゃうシリーズ5
処刑 星新一
流刑地火星
受刑者は銀の玉をひとつ持たされて火星に放置される
銀の玉はボタンを押すと空気中の水分を集めて
彼にコップ一杯の水をもたらす
けれど
ボタンは何回目かで爆発するようにセットされていて
その回数を本人は知らない
読んだのは中学生くらいでした(半世紀前)が
すごくいいラストだったような
ショートショートじゃない星新一もすごい
4月25日
好きだったSF小説をかわいく改変しちゃうシリーズ6
(昔好きだったからと言って今も好きとは限らない)
世界の合言葉は森 アーシュラ・K・ルグイン
今思えばキャメロン監督の「アバター」の元ネタ
植民地、奴隷、戦争・・
ステキなタイトルなのに
森の惑星ニュータヒチのアスシー人は
女性を中心とした社会構成で
戦争や争いを知らない縄文人みたいな平和な人たち
卒論を書くために地球からやって来た文化宇宙人学部の学生は
アスシー人の女性と恋に落ち・・
てな話でいいのでは?
4月26日
好きだったSF小説をかわいく改変しちゃうシリーズ7
(イルーラン妃押し)
デューン砂の惑星 砂漠の救世主
ヴィルヌーヴ監督の映画「デューンパート3」として2026年に公開が決定してます
ジェシカ(母)、エイリア(妹)、チャニ(側室)、イルーラン(正妻)
ポールを取り巻く4人の女性の元祖ハーレムものです(笑)
イラストはイルーラン妃、わたくしの押しです
彼女は、政略結婚させられた皇帝の娘ですがとてもいい子で
ポールを愛していて彼の子供が欲しいのだけれど
政治的にうんと言えないポールの立場もあって・・とても切ない
映画のパート1,2は
復讐譚という男性性の強い物語でしたが
パート3は
女性の愛と覚悟と選択の物語に改変されているでしょう
楽しみです
4月27日
好きだったSF小説をかわいく改変しちゃうシリーズ8
(詩的で幻想文学のようなSFを
当時の若すぎたわたくしは正直理解できていなかった気が・・)
火星年代記 レイ・ブラッドベリ
2080年 終章 火星の赤い花と新しい文明
曼珠沙華のような新種の赤い花と
火星で変異した地球人の子供たちによる
共同創造が始まる
新種の赤い花は一説によると絶滅した火星人の転生した姿だとか
この文明は言語化できないので
年表はここで終わる
4月28日
静寂ラジオ
「静」という漢字をラジオにしてみました
言霊メカ?(笑)
バリアブルコンデンサは静寂という周波数にのみ固定
ちゃんとアース線があるところがミソ
4月29日
「風」
自分の風で
自分の呼吸で
4月30日
時間という幻想
人は1プランク時間(5.39x10の-44乗秒)ごとに
別の平行宇宙にシフトしているので
過去の自分と今の自分とはまったくの別人なんです
時間が連続してつながっているように見えるのは記憶によるただの思い込みです
ゆえに
量子宇宙論、もしくは多世界解釈的に
過去を悔やむというのは
ナンセンスなのです
日々実践すべき科学的在り方とは
昔のことなんてどうでもいい
毎日新しい自分で溌剌と生きていきましょ
ということです