かものはし日記 2021年6月号


6月1日

温かい無関心

無暗に反応しないというか
温かい無関心という距離感
わたしはわたし
あなたはあなた
寂しさが心地いい

6月2日

田村さんのドラマは
古畑より「さよなら小津先生」が観たい
のりのりの頃の君塚脚本

6月3日

6月4日

世の中には不必要な言葉がいっぱいあります

ネットの記事に
「やる気とは、やる気のない人間にとって創作された虚構」(脳科学者 池谷裕二さん)
というのがありました
やる気とは、やりたくないことをやる時に使う虚構のエネルギー(努力)ですもんね
(虚構のエネルギーには必ず反動があります)
努力と同様
「やる気」も不要な言葉です

6月5日

ぎっくり腰が長引いている

上半身スーツで、下半身ビキニパンツの女性の整体師さんに
頸椎の矯正をしてもらう夢も見る
どういう願望だろうか(笑)
というか
悪いのは首ではなく腰なのだが

6月6日

近年発見されたそうですが
地中数キロの深さに
放射性物質の放射線よって維持されている
微生物の生態系があるそうです
(放射線を直接取り込んで生きているわけではなくて、間接的に)

火星の地下にも微生物がいそう

6月7日

breaking boundaries

自然ドキュメンタリーの重鎮アッテンボロー博士の新作ドキュメンタリー

女王バチの盗難というのがショックでした

ここ数十年で40パーセントの森が地球から消え
野生生物の個体数を68パーセント減少させたそうです

ハチがいなくなると受粉ができないので
作物が育たなくなります
そのためにハチのいなくなってしまった国がまだハチのいる国に
女王バチを盗みにいく
そんなことが起こってしまうくらい
生物の多様性が失われ生態系が壊れつつあるようです

これを超えるともう元には戻せない限界点(boundaries)はすぐそこだそうですが
限界点をあっさり超えて
取り返しがつかなくなるまで何もしないのが人類ですから
そこから巻き返すしかないのかな

とはいえ
オゾン層の破壊だけは、人類の力でちゃんと修復したんですよね
すごく不思議
人類もやればできる子なのかもしれない

6月8日

昨晩は
熱帯夜、一歩手前
もうすっかり夏です

オリンピックが終わるまでは、緊急事態宣言って
つづくような気がしてきたな

唾を飛ばしながら
くだらないことを べらべらしゃべって
お酒が呑める健全な?日々が戻ってくるのはいつでしょう

6月9日

白川さんのカポエイラにうっとり

おそらく第一話で出てきたドン楽師匠の消しゴムにGPSが・・
緻密な脚本、観ていて気持ちがいい

6月10日

いささか(ほどほど)

いささか良ければ事足りぬ

6月11日

二十数年前、洗足池付近ですれ違ったのは
おそらくストイコビッチだと思うのだけれど
妖精のように美しかった彼も
ずいぶんおっさんになったもんだ


6月12日

人間社会に適応できなくても
自然そのものに順応していけば大丈夫

6月13日

6月14日

量子力学ってさっぱりわからないのが魅力的

我々が住む物理世界では、量子世界はありえない
逆に
量子世界では物理世界が仮想現実でない限りありえないそうです
量子的世界が現実なのであれば
物理世界は、仮想現実
宇宙は巨大なコンピュータだということ
物理世界ではビッグバンは無から宇宙が生まれたという
かなり無理のある考え方なのですが
量子的世界では
ビッグバンは宇宙が時空オペレーティングシステムとともに起動したときの現象だそうです
このように
この世界が仮想現実だと
物理学のあらゆる矛盾がすっきり説明できるそうです
とはいえ
物理って基本的に全部数学でしょ(学生時代苦労しましたが)
数字だけで世界をくみ上げようとすれば
この世界が、情報処理の産物であるという結論に至るのは当然のような気がしますけど

素人考えですが・・

まあでも面白いな

6月15日

今朝は
ひんやりとした湿気が心地いい
まさしく梅雨入りという感じです

6月16日

キンドル漫画 Spiritual Fashion 3 発売しました

わたしたちは世界を救う物語の中にいるのではなく
世界に対して責任を取る物語の中にいます

よろしければ是非!

珍しく
今朝は早朝から雷が鳴る
いつも思うのですがなんかもったいない
大気電位を発電に利用する大気電流発電の研究は進んでいるのでしょうか
夏のエアコンの電気くらいはまかなえるようになると素敵です

6月17日



最近お気に入りのサックスプレーヤー sam gendel
live at union station

2020年のアルバム saten doll も素敵

今朝は寒い、梅雨寒(つゆさむ)です
梅雨寒昼風呂ながき夫人かな
というエロい俳句を思い出しました

緊急事態宣言が終わってもマンボウか
緑茶のカテキンがコロナを不活性化するという研究結果が発表されたそうです
呑み屋では
最初に緑茶割を呑めば、8時以降もオッケーというふうにするのはどうでしょう

6月18日

承認欲求

他者の独自性を認めて自分の独自性も認めてあげれば
承認欲求という欲望は起こらないような気がします
「自分」というのは他人より優れてもいないし
劣ってもいない
比較すらできない独自の存在なんだと思います

みんなスナフキンでいい
そういうムーミン谷に住みたい
いや、スナフキン谷か(笑)

tomaga / very never

6月19日

飲み友達を連れてこい!

銃を持った男が居酒屋に
店主と従業員を人質に立てこもり
酒と飲み友達を要求する事件がそろそろ起きるかも

6月20日

おれは今まで何をしてきたんだ
という言葉はキラーワードらしい
歳を取ると皆この言葉に愕然とする
とはいえ
別に何かを成し遂げるために生まれてきたわけでもない
とても近代主義的で資本主義的な言葉
本当は
なにも目立ったことをせずにただ淡々と生きていけるのなら
それがいちばん素敵なような気がする

6月21日

6月22日

furniture / on broken glass

79年から91年にかけて活動していたインディロック、ニューウェイブバンド
今聞いても古さを感じさせないかっこよさ

たとえば絵かきなら
人生のために絵を描いているのか
絵を描くために人生があるのか

作風って変わってくるような気がする
どっちも素敵

6月23日

ゲッターロボの原作者 石川賢先生のお言葉
「広げた大風呂敷はたたまずに、マントとして身に着けて去っていく」
大風呂敷って
ゲッター線エネルギーのことですね
たたむとは言語化ということですから
たたんではいけない設定というものがSFにはあるのです

6月24日

昨晩は呑みすぎ食べすぎで
今朝はお腹が痛い
(ワインは合わないのか、もうお酒自体が合わなくなったのか)
というわけで
書き出し小説名作集「挫折を経て、猫は丸くなった」をつらつらと眺めて過ごす
書き出し小説とは、書き出しだけ(一文)で成立する小説です
なかなか奥深い、想像力が刺激されます

6月25日

書き出し小説にはけっこうSFもある
お気に入りは

ロボットが人間に初めてついた嘘は「似合ってますよ」だった

(ロボット三原則のひとつに「ロボットは人間を傷つけてはならない」とありますが
メンタルも傷つけちゃいけないのね)

「いいか、お前は何もするな」未来から来た自分に言われた

(余計なことはしない、ということですね)

6月26日

書き出し小説のお気に入り

ガンジーが生涯ただ一人、殴った男の話をしよう

6月27日

話題抑止力

たとえば宴会で
この人がいると
話がつまらない方向にながれないというか
話題抑止力と呼べなくもないものを持つ人がいる
この人がいることで
話題のクオリティが一定以下にならない
下品にならない
そういう人はなかなかいない

惜しい人を亡くしたと思った

6月28日

wind catching

ノルウェーの次世代型洋上風力発電タービンがなかなか素敵
いまや
風力発電塔は、電信柱に変わる
心象風景なのだ

6月29日

オッドタクシー 最終回

悪いことをしながら、つい良いこともしてしまう
人間とは不思議なもの
鬼平の世界ですね

6月30日

世論調査の電話がしょっちゅうかかってくる
わたくしはアナーキスト(無政府主義者)なので
世論じゃないよん(笑)