かものはし日記2002年1月号


1月1日

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします


お雑煮のダシがうまくとれずに
やり直す
新年早々なんてこったい

どうやら風邪を引いたよう
のどが痛い
まだ年賀状書いていないのに
なんてこったい

楽しみにしていた
ドラマ「救命病棟24時」の正月特番が
悪い予感どおり
正月らしく大味で脚本がゆるくてがっかりだ
なんてこったい

1月2日

風邪は自然界の治療行為という説があります
体の一部を使いすぎたり
無理をしたり
ストレスがたまったりすると
体のある部分が固くなります(肩が凝るとか)
風邪はその部分を柔らかく元に戻してくれる
そのプロセスを風邪と言います
そして
風邪が治ると体がすっきりする
だから
薬などを飲んで風邪の治療行為を邪魔してはいけない、そういうことらしいのです
ちょくちょく風邪を引くというのは
体が弱いのではなく
正常に敏感なのです
鈍感な人は風邪を引かないそうです
ちゃんと風邪を引かないと
脳溢血になったりガンになったりする
(そういう人は大きな病気になる数年前から風邪を引かなくなる)
風邪の達人は
しょっちゅう風邪を引いて
20分から3時間くらいで治ってしまうそうです
そうやって体の悪いところを風邪は治してくれる
風邪を引けば引くほど体は丈夫になっていくのだそうです
なかなか魅力的な説でしょ
ただいま
自分の体で実験中(体温37.5度)(笑)

1月3日

昨日の晩は
体温が38.4度まで上がって(平熱が35.4度だからかなりあがった)
喜んでいたら
妻にあきれられた。
風邪を引いて熱が上がればあがるほど
体力がある証拠なのだそうな
今朝は
汗もいっぱいかいて
体温もずいぶん下がって
体も軽くてすっきり気持ちがいい
ある製薬会社の人の話だと
薬を飲むと風邪の進行が遅れて
治るのが遅くなるのだそうです
確かに
薬を飲まないと
風邪はどんどん進行して
意外と早く楽になるものですね

風邪を引いているときは別に安静にしてなくてもいいのだけれど
風邪の治り際は安静にしていないといけません
しかし
今日は鎌倉の実家に挨拶に行かねばならず
意を決して出かけると
鎌倉がめちゃめちゃ寒い
実家についた頃には
再びのどが痛くなり
ご飯を食べながら話しているうちに
声も出なくなり
風邪がぶり返す
とほほ
母親が風邪薬を飲ませようとするのを
今は風邪を引く実験をしているのだと、訳のわからないことを言って
頑として拒否
昔から頑固者の息子なので
じゃあ、勝手に死になさいとあっさりあきらめる
そういうところが好きだよ、ママ(笑)
親父の方が心配して
俺のセーターを貸してやるとか、ホカロンを首に巻けとかやたらとうるさい
そういうところが好きだよ、パパ(笑)

1月4日

のどが痛くて声が出ない
昨日出かけていなければそのまま治ったのに
なんかこじれてきたな

1月5日

妻はニューヨークへ
気をつけて行ってらっしゃい

1月6日

のどが痛くて声が出ないのだが
なぜか体調はすこぶるいい
食欲はあるし
体は軽いし
頭もクリア
仕事はさくさく
明日の締め切りにも余裕で間に合ったのだが
原稿を渡すときに編集者さんと話ができないのは問題だな(笑)

作家の安岡章太郎さんは
以前むち打ちになって
さらにカリエスのあとがあって体を仰向けにして寝られなかったのだけれど
タクシーに乗ると必ず追突されて
東京、名古屋、アメリカで追突され
追突されるたびに背中の盛り上がりが低くなって
背中がまっすぐになり
病気が治ってしまった
そして病気が治るともう
タクシーに乗っても追突されなくなった
これも自然界の治療行為でしょうか
シンクロニシティ?
不思議だね

1月7日

風邪は自然界の治療行為という概念は
僕にとってものすごくインパクトがあったわけです
小躍りするくらいの感動(笑)
極端な解釈をすれば
この世界で起こる不幸とか悲劇と呼ばれるものは皆治療行為であるといってもいいんじゃないか、と
テロも
戦争も
ただ、テロとか戦争という大外科手術が行われる前に
個人個人に起こる小さな治療行為に対して敏感であらねば
ということです
小さい不幸に対して
治療行為として真摯に受け入れていけば
大規模な外科手術に至ることもなくなる気がするのです
小さい不幸がネガティブな概念として
拒否し続けることによって
不幸はどんどん大きくなる
そうなる前に
今自分を中心に起きている事を受け入れ
そこから何かを自分で見つけだす
すべてのことを治療行為と考えれば
神と悪魔、善と悪、幸と不幸のような
二元論の呪縛からも逃れられる
そんな気がするのです。

原稿を取りに来てくれた編集者さんとは話もできず
(今年もよろしくと言ったつもりが「う”−っ」だって)
ラーメン屋では堅焼きそばください、が言えず
母親から電話があって
風邪を引いて薬を飲まないなんて、頭がどうかしているとなじられ
(くそう、反論できないのをいいことにやつは言いたい放題だった)
ただ黙っているだけで
こんな目に遭うなんて(笑)

1月8日

今日もかすれ声でうち合わせ
絵本「原体剣舞連」のデザインが出来上がってきました
表紙はタイトルページに貼り付けておきました
観てね
デザインはうなるほどかっこいいです
ほれぼれしちゃった
さすが里見さん
ありがとうございます

1月9日

ウッディ・アレン監督の「ギター弾きの恋」を観る
伝説の天才ジャズギタリスト エメット・レイの恋物語
見栄っ張りでエゴイストでインチキでネズミを銃で撃つのが趣味というどうしようもない人間なんだけれど
ギターは天才
でも自分ではナンバーワンとは思っていなくて
天才ジャズギタリスト ジャンゴ・ラインハルトを崇拝している
女もつき合っては捨てつき合っては捨て
でも最後に本当に好きな女性は誰かとわかって
そのとき初めて世界と関わり
彼の音楽はジャンゴ・ラインハルトと同じ高みに達していくというインチキな話
天才っていうのはいいね
無責任で
うらやましいね(笑)
夜な夜なジャズミュージシャン達が
自宅に集まって
ジャムセッションを繰り広げるというシーンがあって
とてもうらやましかった
とにかく観ていてうらやましい映画であった

1月10日

とある方からメールをいただき
ギター弾きの恋の天才ギタリスト エメット・レイは実在しないということがわかったのでした(笑)
くそお、ウッディ・アレンの演出にだまされたぜ
だって映画の冒頭に
いきなりアレンがでてきて彼について語りはじめ
ジャズ評論家は出てくるわ
彼とセッションしたミュウジシャンは出てくるわで
すっかり実在の人物だと思って
レコード屋に探しに行くし
アマゾンでも検索するし・・・(笑)
でもいい映画です
だまされたとわかったら、ますます好きになりました
音楽はいいね
うらやましいね
僕の絵もなるべく音楽に近づくように近づくように描いているのだけれど
たまに
そのことを知ってか知らずか
(たぶん知っているんだと思うけれど)
加藤さんの絵はなんか音楽のようですねといってくれる人がいて
そういうときがいちばんうれしい
世界は音楽でできてるし
世界はポリリズムだし
人間はひとりひとりすばらしい楽器だもん

1月11日

世界は変わりつつあるようです
(いや何となく星占いのサイトをのぞいていたら
占い師が2002年は劇的に変わる、目覚めよ民よ!とか書いてあったので(笑)ほんとかよ)
どういう風に変わるのでしょうか
たぶん
物事の「原因」を追求する時代から
プロセスを重視する時代へと移行していくのだと思います
この問題の原因はこれだ、というのではなく
問題と向き合い
問題をじっくり「経過」させていく
今起きていることに対する象徴的な意味に気づくこと
意味に気づくのであれば
できるだけ素敵な豊かな意味を見いだすこと
そういう風に変わっていくのだと思います
「苦しみ」から意味を見いだし
「楽しみ」までに昇華させるということ
わかりやすく言うと
新庄のように生きよ(笑)ということだね
彼はプロセス重視のプレイヤーだものね
そして
意識ではなく無意識で生きている
(ちっともわかりやすくないな)
このあたりが今年の僕のテーマかな

今日はおでんにビール
昨日はからしれんこんにビールでした
だから風邪が治らない

1月12日

ジャズの名せりふで
1音はずしたら間違いだけれど
2音.3音と立て続けにはずしたら
それは新しいメロディだ
というのがあります
絵に置き換えてみると
ちょっと線がずれていると
デッサン狂いだけれど
ぐわっとずれたら
それは新しい個性的な線になる
ということ
今年はぐわっとはずしたいな(笑)

今年のカレンダーは
絵本作家のリスヴェス・ツベルガー
彼女の絵はシンプルで素敵、色も美しい

夕方、箱根駅伝の特番をちらっと観てしまう
どうも、僕は駅伝というのが苦手だ
たすきを次のランナーに渡せずに泣く選手
それを観ながら泣く観客
駅伝をやっているやつはマゾだね
観ているやつはサディストだ
最初から一人で箱根まで走れよ
駅伝って
たすきが渡せなくなるように
悲惨な展開になるようにし向けているとしか思えない(笑)
他者に迷惑をかけないようにがんばる
迷惑をかけてしまったら泣いて謝る
それを観てみんなで泣く
こうゆうふうに日本のシステムってできているんだなと思うと
うんざり

1月13日

アマゾンに注文して一ヶ月
ようやく
スティーブ・チィベッツのCD「cho」が届く
チベットの女性の声明とジャズの融合
女性の声明なのでとても優しげ

風邪もようやく癒えてきて
声も出るようになってきました
このまま声が出なくなるかもしれないと心配しつつも
それもいいかと思っていたりして
よけいなことを言わずにすむしね(笑)

妻、無事にニューヨークより帰還
元気に帰ってきました

1月14日

新成人が大暴れ
日本人は「和」を重んじる文化
しかし
外国人のセラピストにいわせると
ジャパニーズスマイルの背後にはものすごい怒りと憎悪があるらしい
若い人たちで切れる人が多くなった
たぶん若い人たちだけではない
そろそろ
和を重んじる文化も
民族的な限界にきているような気がする
人は優しかったり、笑ったり、怒ったりするのだ
怒りを別の感情より低い位置に置いて
蔑んだりせず
もうちょっと怒りをいたわるような文化に変わっていくといいな

1月15日

昨日は後藤とマクドで長話
今日は友人と長電話
まだ声は完全ではないが
だいぶ復帰してきたな

「スターリングラード」を観る
バラの名前、ラマン(愛人)のジャン・ジャック・アノー監督
相変わらずの重厚な映像美
ナイーブなロシアの天才スナイパー、ジェード・ロウとレイチェル・ワイズのセックスシーンがとても素敵
好きなセックスシーンがもう一つ
「ピアノレッスン」のホリー・ハンターとハーベイ・カイテルもいい
切実さと切なさに欲情するんだな、おれは(笑)
ビデオを巻き戻して何度も観たね(笑)
葛藤があるからエロチックなんだよね

1月16日

散髪屋さんへ
いつものように丸刈り

1月17日

二日続けてどんよりとした天気
雲は「空」の雑念だから
ここ二日の空はとても雑念が多いことになる
何かいろいろあったのかもしれない
ただ雑念は悪いことではなく
文字通り雲のように流れていけばいい
雲は
ひとつの思いにとらわれることなく流れていく
実際
雲がひとつの思いにとらわれてしまったら
固形化して落ちてくるところだ
明日は
青空が見たい

脳のニューロンというのは
ひとつひとつがお互いに独立した振動体で
お互いが振動数を変えて
同調することで
共振することで
コミュニケーションをとっている、らしい
音楽のように。
たとえば
人の手の加えられていない森は
風が吹き
川が流れ
太陽の光が降り注ぎ
様々な植物、動物が
共振しあい
複雑で重層的な音楽を奏でている脳のようだとも言える
日本の手つかずの森もずいぶん減ってきた
と同時に
それは日本という国土自体が馬鹿になっているんじゃないかと
ものすごく心配になったりする

1月18日

立ってる姿が好きです
立ち姿を描くのがすき
リラックスして立っている姿
足は地球の中心に故郷を感じ
上半身は青空にとけ込もうとしている立ち姿
座ったり
寝てたりするのは
リラックスのしすぎなのだ
緊張感がない
お坊さんはどうして座って瞑想をするのか
立ってすればいいのに
といつも思う
座ると気持ちがリラックスしすぎて
すぐにあっちの世界にいってしまうような気がする
でも立っていると
現実とのバランスをとらなければ
立ち続けられない
実と虚のバランスが
リラックスと緊張のバランスが
いちばんとれているのは
立ち姿だと思う

友人と長電話
新しいことに挑戦する友人
古いアイデンティティから新しいアイデンティティに移行するには
ものすごい勇気がいる
恐怖と戦うのではなく
恐怖と共に歩むところが素敵
後藤と別々に仕事を始めたときも
とても怖かった
いつもとても怖い
いつも何かにおびえているけれど
おびえっぷりの良さ?で勝負だね

1月19日

南博4「GO THERE!」がなかなかいい
リズムセクションは、ベース 水谷浩章 ドラムス 芳垣安洋の最強コンビ
竹野昌邦の透明感のあるサックスと
南博の美しいピアノ
ピアノって
楽器として完成されすぎていてジャズには向かないと思っているのだが
彼のピアノは別格
日本のジャズが世界最強だよん
最近は
ロシアとか北京もジャズがすごいらしい

1月20日

「腹が立つ」
「むかつく」
「切れる」
年月とともに
怒りのエネルギーはだんだんとお腹から頭へとあがってきたそうです
こうゆう言葉を身体言語というそうですが
昔の人は体(お腹)で怒っていたのに
今の人は頭で怒っているということでしょうか
体で怒るほうが
なんとなく
重量感があるというか
そう簡単には怒らないという、余裕がある
「切れる」という感覚は
ものすごく短気な感じがするものね
怒りというのは
悪い感情じゃないと思います
憎悪とは違う何か透明な感じがする
ナイチンゲールは
あなたを動かしている感情は何ですかと聞かれたときに
「怒りです」と答えたそうです

1月21日

お、今日は後藤の誕生日!

今朝
妊娠して出産する夢を見る
男の子を出産(笑)
子供が生まれる瞬間が妙にリアルで
夢から覚めても
ああ出産したんだ、という実感があるところがすごい
いや、怖い(笑)

東京は冬の嵐
なま暖かい風と雷と雨
もう春なのか?

1月22日

近所にレンタルビデオ屋さんができる
今なら無料レンタル券1万円分プレゼントという文句につられて会員になってしまったが
この無料レンタル券
3本借りると一本無料という仕組みだったのだ
だまされたな(笑)

最近のお気に入りは
映画SFステレオ・フューチャーのオープニングあたりに使われている
清水靖晃のサックス一本で演奏された
バッハの無伴奏チェロ(ヨーヨーマで有名)の組曲第1番プレリュード
クリスタルでできたサックスで吹いているような透明感が素敵

1月23日

目的意識を持って
何かをするのは実はあまり好きじゃないのです
目的意識を持つということは
そのプロセスで生じた新しい何かを見逃すことになるから
それに
目的意識を持って行動するやつなんて
なんだか
傲慢じゃん(笑)

1月24日

世界というのは
感じるだけで動き始めるような気がします
何かを感じると言うことは
そこに流れが生じることだから
「手」は道具を作るためにあるだけではなく
誰かの体に触れて誰かの気持ちを感じるためにあるのです
awareness
アウエアネス
(「自覚」と訳すのは粋じゃない、「気づき」と訳すのは恥ずかしい、「感知性」というのが気に入ってます)
10年以上前にこのタイトルで画集を出すと広告まで打って
未だに出さずじまい(笑)
最近はこのタイトルで絵本が描きたい、と思ってます

人のもっとも素敵でエキサイティングな行為とは
「問いかけ」
だと思います
答えることではないのです
答えたつもりでも
それは新しい問いを生むわけですから
それに
偉そうに答えるやつなんて
なんだか
傲慢じゃん(笑)
もっといろいろ興味を持って
もっといろいろ問いかけたい
努力する能力より興味を持ち続ける能力を

1月25日

今日はいろいろなところへ出かけねばならず
(絵本の色校のチェックとか)
久々に電車に乗ったので
聖地ディスクユニオンへ
(ジャズのCD屋さんね)
でも珍しく何もビビッとくるものがなく
手ぶらで帰る
残念

1月26日

女性セブンにジャック・マイヨールの自殺の原因が載っていると聞いたので
コンビニに立ち読みに行く
記事によると
1.海の環境悪化による怒りと悲しみと絶望
2.自分がジャック・マイヨールであることに疲れたこと
3.若い人たちに自分の潜水記録がどんどん塗り替えられてしまうことによる無力感
4.愛している女性と別れたこと

主な自殺の原因らしい
これが本当の理由かどうかはだれにもわからない
ただ
ひとつ言えることは
自分らしくあるということが
生きるということの
最終防衛ラインだということです
自分らしくないと
生命力が削がれちゃうとういことかな

ちょっと私信です
遠方の友人より
誕生日プレゼントが届きました
ありがとうございます

去年の暮れにマシンのアップグレード中に
メールのファイルが消失してしまって
お返事が送れません
なみさん、メールちょうだい!お願い!日記を観て

1月27日

3月にまた引っ越しをします
この町は1年半くらいしかいませんでした
次の町もそれほど長くはいないかもしれません
ほとんど遊牧民のような生活です
(ここ10年は2年おきぐらいで引っ越してます)
そして
引っ越しのたびに
荷物を減らしたいと思ってます
特に本
今日、生木をはがされるような思いで
段ボール5箱分の本を処分しました(古本屋さんへ)
手放したら2度と手に入らない本ばかりですが
この本たちが必要などなたかに受け継がれていけば幸いです
もうちょっと減らしたいのですが
悩んでます
初めての一人暮らしのときには
荷物なんてちょっとしかなかったのに
あのころに戻りたい
本箱はひとつでいい
目指せシンプル生活!

1月28日

誕生日メールなどなどありがとうございました
うれしいです

ストロベリー・フラワーの「愛のうた」が好きです
妙にクールな歌詞も好き

1月29日

誕生日前後は
いつも死について考えます
森の思想から思えば死など存在せず
ただ生命が循環していくだけ、とも考えられるし
死というものを
魂の故郷とも考えられます
すばらしい音楽、絵画、小説、映画、パフォーマンスは
どこか懐かしい
素敵な誰かの笑顔は
どこか懐かしい
故郷へのノスタルジー
故郷にいた頃
故郷にあったものを思い出しているのかもしれません

友人からわさび漬け作成キットをいただいたので
早朝から
わさび漬け作り!
昨日の晩に3ミリほどの長さに切ったわさびの茎を塩でもんで
水を出しておいたので
それをふきんで絞り
みじん切りにしたわさびと一緒に酒粕に混ぜ込んでできあがり
(あとは一晩おく)
シンプルな作業だが
そういう作業こそ丁寧にやらねばと気合いが入る
(食べたい一心(笑))
わさびは清流の化身だからね

わさびの葉っぱが余ったので
お昼ご飯の
ソース焼きそばに混ぜて食べてみる
なかなかぴりりとして美味
こーゆうちょっとした工夫が楽しいよね

結局
本を詰めた段ボールは11個(妻の分と併せて)になり
宅急便屋さんが持っていってしまった
だんだん勢いがついてきて
まだまだ処分できそうな気がしてきた

1月30日

最近目が覚めるのが早い
朝の4時頃、目が覚めてしまう

わさび漬けがたくさんできて
毎日の夕食が待ち遠しい

わさびの葉っぱを天ぷらにしてみる
シソの葉っぱもそうだけれど
葉っぱの天ぷらは高等技術だ
からっと揚げながら
風味をとばさない
ちょっとうまくいかなかったな

試験には出ない日本の歴史
西暦2000年前後の日本の歴史は
小競り合いばかりでほとんど動かないので
歴史上それほど重要な時代ではありません
だから今度の試験にはでませんよー
なんて
未来の子供達が先生に教わってなければいいね

1月31日

静寂
町が瞬間的に静かになった
子供の頃
教室でみんなが騒いでいるとき
一瞬、みんなの呼吸が合うのだろうか
突然教室の中に静寂が訪れる
そのあと
その静寂がおかしくて
みんなが笑うのだが。
そんな感じ
そんな風に
僕のまわりが一瞬静かになった





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