かものはし日記 2021年10月号


10月1日

今月のグループ展

言風ちゃん 6万6千円

俺ロボ展にて
10月1日から27日まで
渋谷東急ハンズ7階

世界で一番小さな幸せ 2万円

恒例の東日本震災復興支援チャリティ展
10月26日~31日
恵比寿のギャラリーMALLEにて

よろしくおねがいいたします

エラーカタストロフの限界

というコロナ関連の論文が興味深かった
ウイルスは増えすぎるとコピーエラーを起こして自壊する
今回のコロナの急激な減少の原因はこれかもしれない
これはなんにでも起こる自然の摂理ですよね
栄枯盛衰

人間だって・・

人は自然から倫理を学ぶしかないのだ

10月2日

10月3日

人類が近い将来滅亡するとしたら
その原因は
「他人を気にしすぎる」
ことだと思います
そういうSFを描きたい(笑)

赤ちょうちんのオレンジ色がまぶしい
完ぺきではないけれど
本来の街の姿に
おじさんたちが楽しそう

Foundation

アシモフの銀河帝国の興亡のドラマ化(appleTV)
なかなかいいです、SFです

10月4日

tangents / new bodies

最近のお気に入り
こんなにかっこいいのに
再生数2000ちょっとってどういうことだ

10月5日

10月6日

友人おすすめの
オダギリジョー脚本演出出演の「オリバーの犬」がすばらしい
いい感じにデヴィッドリンチしている
スタイリッシュ過ぎる新しい砂の惑星の公開で
リンチ版の砂の惑星が再評価される予感
彼の映像には色気があるのだ

10月7日

平家物語

キャラクターデザインがいいなあと思っていたら
高野文子さまでは!
すばらしいです

10月8日

何事も
掴むのではなく
触れる感じ

10月9日

HTRK / kiss kiss and rhinestones

深まっていく秋にぴったり

10月10日

kindle漫画 Spiritual Fashion 5

5冊目です
今回は母性(ユニヴァーサル・マザー)がテーマかもしれない
母と娘
親と子
未来と今

かつて
野田大元帥が、SFは絵である、という名言を残しましたが
今はもう絵じゃないかもなあ

多分
ソウル(魂)かな
SF的ソウルを描きたい

次で終わります
よろしくお願いいたします!

10月11日

役に立つ立たないという世界観から抜けないと

10月12日

コロナ、謎の収束
結局
人は自然のことは何もわからない
何もコントロールできない

無知の知
自然に対して人は為すすべがない
こういう状況を見ると
なぜかホッとする

cry macho

イーストウッドの新作
この方の映画愛はすごいな

他者からの解放

プライドが高い人って
他者を意識しすぎるというか
他者と自分を常に比較して生きているというか
結局
他者に左右されて生きているということ
他人によって自分を決定している人

そっちの方が
屈辱的だと思いません?

プライドが高いっていうのは
いいことだと思うのです
使い方さえ間違えなければ

自由とは
他人から解放されること

10月13日

待つ、というのは行動ではないので

待っていても何も来ない
未来という幻想に期待している間は
何も起こらないような

10月14日

ようやく秋らしくなってきました

10月15日

失われた時を求めて マルセル・プルースト (新潮モダンクラシックス)

日本語訳版は原稿用紙1万枚にも及ぶギネスにも載った長編小説
いつかは読みたいなとは思っているけれど
いつだよ、っていう感じ
そしたらなんと
文庫本10冊相当を1冊にまとめた縮訳版というのが出てました
超訳でも抄訳でもないらしい
いわば
長編小説を見事な脚本で1本の映画にしちゃう人いるでしょ、そんな感じ
(たとえば、これは漫画ですが、劇場版エースをねらえ 1979年 みたいな)
と勝手にイメージしております
とても楽しみ

10月16日

デューン 砂の惑星 を観に行く

お客さんは、おっさんというより爺さんが多かった
小説のファンの人たちであろうか
今回の小説の忠実な映画化に期待していたんだろうなあ

なによりも
砂漠よりもヒロインよりも
ティモシー・シャラメが美しかった
(男なのにうっとりしちゃった)
まさしくポール・アトレイデ

力を持たなければ、相手を屈服させなければ
受け入れてもらえないという思想に条件付けされた古い世界
今これを映画化する意味を
現代的なテーマを盛り込んで
なんとか見出したい
という気持ちはなんとなく伝わってきます
細かい設定の変更もあります
ちょっと風の谷のナウシカっぽい
カインズ博士が女性っていう設定はよかった


美しい映画ではあったけれど
ちょっと薄いかも
(期待しすぎて評価が厳しい)

10月17日

デューン 砂の惑星は大筋
世界をコントロールしようとする人たちの物語
(ポリティカル・ファンタジー?)
機械に頼らず
精神と肉体を鍛錬して
精神と肉体に条件付けを施し
精神と肉体を最大限に活用して
あらゆる事象をコントロールしようとする
肉体も含めた自然はコントロールすべきもの
とはいえ
そういう世界観は
今時はあまり流行らないというか、
コントロールってどうなの?という風潮を
監督は察知しているようで
後半、禅的な思想も取り入れて
新たに現代的な砂の惑星を作り出そうとしているような気がします
第二部が楽しみ

10月18日

the velvet underground

ドキュメンタリー映画です
やはりジョン・ケイルがいい

10月19日

人間椅子 / 杜子春

相変わらずブレのない方々
アルバム苦楽もいい
うっとりです

プログレを真に理解できるのは日本人だけ

「実在とは何かー量子力学に残された究極の問い」アダム・ベッカー著

地球は平らだと思ったら丸くて
太陽が地球の周りをまわっていると思ったら
逆で
時間は存在すると思っていたら、存在しなくて
最近じゃあ
物質も存在しない
世界観はコロコロ変わる

我々はそんな世界に生きている
とても面白いと思う
刻々と変化する世界観に対して
オープンでいたい

次は何だ

次はおそらく

世界はあなたの外側にあるのではなく
内側にある

10月20日

自分で自分を承認

SFドラマ ファウンデーションを観ていたら
自爆テロのシーンがあって
とてもいやな気持になって
なんでいやなのかと考えてみれば
自爆テロって究極の承認欲求かも
と思ってしまった

他人に承認されないと存在できない社会って
おかしい

10月21日


febiano do nascinanto / ykytu

キターソロアンビエント
素晴らしいです

アンビエントっていっぱいあれど
なかなか好みのがなくて

静かな曲なのになぜかうるさいのが多い
演者の自意識がノイズになる
これは絵も一緒

自分を出さなくてはいけないけれど
自分をだしてはいけない
という矛盾を
言葉ではなく感覚で理解しないと

二元論の対立、矛盾を
感覚で超えようと試みる
これからはそういう時代

10月22日

今日は寒い

10月23日

「めがね」(2007)という映画を観る
素敵な映画でした
これはSFですね
素敵な未来の可能性のひとつ
タイトルのめがねは
先入観ということなのかな
それとも
循環?

10月24日

映画「めがね」は
死後の世界の話らしい
迷える魂の話
そう言われるとそうだね

10月25日

古見さんはコミュ障です
1話は、演出も気合が入っていて素敵でした
日本のアニメって変な話が多いよなあ、すごい

人はみんなコミュ障の方が
世界はステキだ

10月26日

本日から、グループ展です

東日本震災復興支援チャリティ展
10月26日~31日
恵比寿のギャラリーMALLEにて

よろしくおねがいいたします

10月27日


もう、終わったんじゃないの?

10月28日

Cowboy Bebop
海外のアニメファンによる実写版ファンムービー
キャスティングがいまいちですが、ファンムービーだから仕方がありません
演出もセンスもいまいちですがファンムービーですから
でも
全体的にはほんとプロみたいなクオリティ
ファンムービーなのにすごい

望まぬ運命が不幸とは限りませぬ
望みすぎて不幸になった者たちを多く見てまいりました
得たものの代わりに何を失ったかもわからず
ずっと欲に振り回され・・
わたくしは泥の中でも咲く花になりとうございます
(平家物語7話、徳子のセリフ)

いいセリフだなあ、ぐっときました

10月29日

Dune砂の惑星
考えてみれば
母親同伴の英雄譚ってめずらしい
いちばん最初の企画では
母と息子の近親相姦的な脚本で
原作者に激怒されたそうです
原作ではチャニとジェシカはほとんど絡まないのですが
映画の第二部はチャニが主人公だそうなので
原作にはない現代的な独自展開を期待してます

原作通りの復讐譚で
終わらせないで欲しい

10月30日


tibor szemzo / arbo x

ハンガリーの現代音楽家
超マイナーですが
最近、すごく気に入ってます
すごく静か
すごく落ち着く

10月31日

個人の自由と平和が世界の平和

ゆるやかな無政府主義者であるわたくしにとって
投票は気が進まないのだけれど
と思いつつ
今月も終わり