かものはし日記 2020年10月号
10月1日
引き続き、二人展のお知らせ
後藤啓介、加藤龍勇 二人展
「ぶらぶら星人の地球再征服」
2020年10月9日~10月19日
東京 谷中 HOW HOUSE EAST
わたくしはほぼ毎日在廊しておりますが
後藤は、いまのところ9日のみ
最近UMAと化している後藤に会いたい人はぜひ9日に!!
・
いいアニメを見ました
こおいうのが漫画だよなあ
さすがシャフト
EDの作曲はバカボン鈴木せんせい
HANIWAっぽい曲です
ベースが効いてる!
10月2日
HBOのSFドラマ
リドリー・スコット製作総指揮
アンドロイドが子供を育てるお話
評判いいみたいです
アンドロイドテーマは彼の十八番です
エイリアンの前日譚
が不評でしたがめげないですね、さすがです
10月3日
デューンの世界設定は
過去
人類が人工知能によって奴隷化され
プトレリアン・ジハトという聖戦によって
その支配から解放された歴史の上に成り立っています
「なんじら、人の心に似せたる機械を作りたもうなかれ」
メンタートという人間コンピュータの設定は
過去の反省から
複雑な機械に頼らず人力で物事を分析するために生まれたようです
(おれもメンタートになりたい、と子供の頃は思っていたさ
今はベネ・ゲセリットの妻がほしいと思っている・・(笑)
リドリー監督は
このあたりを宇宙宗教とからめて
SFドラマにしたかったのではと
勝手に邪推してうっとりしてます
10月4日
10月5日
よくニュースに出てくる「関係筋」って
「友だちの友だち」に似ている
10月6日
メンタートにはなれない
とある研究によると
2000年には12秒だったヒトの集中力が
2013年には8秒になったそうで
(今は5秒くらい?)
おそらくマルチタスクではないヒトの脳を
マルチタスクのように使うので
集中力が落ちるようです
脳がマルチタスクに条件付けされ
機能不全を起こしている
今やっていることのみに集中するって
精神的な健康にとっても
大事なことかも
10月7日
いい天気
搬入日和
午後からは雨
搬入の途中でちょっと後藤と呑みに行く
彼と会うのは10年ぶり
おたがい爺になりました
10月8日
花空の楽器 2020
明日より
後藤啓介、加藤龍勇
二人展です
よろしくお願いいたします
とはいえ
台風ですから、ご無理をせずに
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shusayさんのキンドル漫画「昭和小僧」第二弾 発売しました
スケバン編です
実際
スケバンという方々に出会った経験はないのですが
女の子はやさしさと凶暴さが同居しているのが魅力
スケバンはやや凶暴寄りという感じでしょうか
キャラクターもいろいろ出てきて
次回当たりからいろいろ展開しそうです
10月9日
二人展、初日
いらしてくださった方々、ありがとうございます
10月10日
後藤は、11日も在廊するようです
よろしくお願いいたします
・
砂の惑星の公開が一年延期って・・
おれの心の支えが
・
今日も来廊ありがとうございます
「旧作の方がいいよね」
22歳の女の子と
フルーツバスケットのアニメ(旧板)で盛り上がれるわたくしは
我ながらすばらしいと自画自賛(笑)
10月11日
今日はちょっと晴れ間が
10月12日
人は風にも水にもなれるⅢ(2020)
展覧会場にて
二人展の絵を3点追加します
(本日の14時過ぎくらい)
これは新作ですが
残りの2点は旧作です
よろしくお願いします
・
キンドルのわたくしの漫画は
後藤に「ちょっと、よくわからない」と言われて
ショックであった(笑)
10月13日
絵描きは
自分は何も描けない、と思っている
・
本日
ギャラリーはお休みです
お間違えなきよう、よろしくお願いいたします
・
かなり好み
フィラデルフィアのハープ奏者
とても詩的
10月14日
デューン 砂丘の子供たち 2 212ページ
確実なものを捨てよ!
これが生命の最も深い命令だ
これが生命のおよそ生命たるゆえんのものだ
わしらは未知の不確実なものに差し込まれる探り針だ
10月15日
学生時代の友人とかにあったりすると
途端にメンタリティが子供に戻る
10月16日
やはりSF話で盛り上がったりしますな
10月17日
ストーカー2
ー少女が再びゾーンへー
・・なんていう映画が観たいような
ソダーバーグ監督が惑星ソラリスをリメイクしたように
ストーカーも知性派エンタメ監督(たとえばサム・メンデス監督)が
リメイクしてほしいかな
ロシアSFを盛り上げてほしい
・
今年一番の寒さ
最近の呑み屋さんはコロナ対策が万全で
この寒空でも換気のため窓が開いているので
部屋の中でもかなり寒い
それゆえ
とりあえずビールとはいかず
とりあえずお湯割り
10月18日
大好きだったジャズトランぺッターの近藤等則さん死去
ビル・ラズウェル(b) 近藤等則(エレクトリックトランペット) ダライ・ラマ(朗読)
近藤さんと時代劇作家の藤沢周平さんは
僕の中では地続き
腕におぼえあり(toshinori kondo & IMA )
カッコよすぎ!
10月19日
本日最終日です
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近藤さんの曲は、今聞くといい意味でバブリーです
バブルの頃はお金がいっぱいあったので
人々に余裕があるせいか
多様性があった
今はあらゆる意味で余裕がないので
受け入れらるもののが画一的になってしまったような気がします
お金がなくても余裕を
余裕とはspace(空間)です
・
二人展終了いたしました
いらしてくださった皆様、ありがとうございました
楽しい10日間でした
久々に後藤と二人展をして
思い残すことがひとつなくなりました
10月20日
今年は寒くなるのが早いですね
10月21日
ピアノミニマル
とても素敵!
・
人は誰でもアーティスト
他者と比較することでしか
自分の存在を確定することができず
自分で自分を確定するという教育を受けていないわれわれは
大人になって自力で
その癖を修正していかないといけないのです
その行為をおそらくアートというのだと思います
・
HOW HOUSE オンラインショップにて
後藤啓介、加藤龍勇 二人展の絵の展示と販売を行っております
よろしければ是非
10月22日
自分からは決して逃げられないけれど
自分以外のものからは
すべて逃げていいと思う
10月23日
風をまとう spritual fashon
・
sparkle division / to feel embraced
実験音楽家william bashinski と彼のスタジオアシスタントによる
ジャズ・エレクトロニックプロジェクト
いい感じです
10月24日
10月25日
10月26日
おいしいと評判の冷やし中華をいただいたのだが
賞味期限が今日までということなので
今日は朝から冷やし中華
朝食に冷やし中華って、人生で初めて?
そして朝なので納豆ものせる
何事も臨機応変
常識にとらわれてはいけません
すばらしきバカ映画、ハートブレイクリッジで
イーストウッドの
「海兵隊は常に臨機応変」というセリフが
常に頭の中のどこかに駐在しています
イーストウッドの顔と山田康雄の声ならば
何を言っても正しいのです(笑)
この映画は、もちろんテレ東の吹き替え版でごらんください
10月27日
今日、NASAが月に関する
エキサイティングな発表をするそうですが
ちょっとワクワクする
・
月に水の存在ね
水くらいあるだろうさ
10月28日
キンドル漫画 Songline Flap 4 発売されました
最終巻です
描きたいことは描けた気がして
思い残すことありません
後藤との二人展もできたし
今死んでも大丈夫(笑)
とはいえ
まだ生きているようでしたら
死ぬまで
愛するSF(広義の意味のね)に身をささげたいと思っております
今後ともどうぞよろしくお願いします
素敵な未来へ!
10月29日
共形サイクリック宇宙論
今年のノーベル物理学賞を受賞したロバート・ペンローズ博士の説によると
宇宙は誕生と消滅を繰り返す永遠の円環構造だそうで
宇宙人がいるとすれば
我々の宇宙の前の宇宙、前世宇宙に別の人類が存在しているとのことです
この博士はなかなかいかれた人で
前の宇宙、ビッグバン以前の宇宙にいた人類と今の人類が通信する可能性を唱えたり
意識についても、電子脳理論という
人の意識は死後、量子情報として宇宙全体に散らばっていくという
SFみたいな理論も展開している素敵な人
バカげたアイデアを展開することで
自分の先入観を打破したいと考える89歳
生き方次第で
体は老いても意識は老いないみたい
10月30日
作品というのはどこか破綻していないと
奥行というものがでてこないのかもしれません
一か所破綻があれば
風通しがよくなって2次元の作品なのに
手前から奥へと3次元に風が流れていくのです
10月31日