かものはし日記 2020年7月号


7月1日

thanks for silence 15000円

チャリティグループ展のお知らせ
毎年
晩秋恒例の日本酒ラベル展ですが、今年は夏にやります
場所は恵比寿のギャラリーMALLE

7月21日~26日

素敵に食卓 日本酒ラベル展
「ありがとう」

よろしくお願いいたします
ちなみに
初日に恒例の日本酒パーティがあります
(1000円で一ノ蔵と東北の物産)
3密を避けながら無理なくご参加くださいませ

7月2日

ニュータイプ還暦過ぎればただの人

今時のアラカンは就職のとき
確か新人類とか宇宙人とか言われた世代
とはいえ
歳をとれば
人生経験という先入観に押しつぶされたただの年寄りになってしまうのは
他の世代と同じような気がします

歳を取ったら
もうカッコつけず
まわりにバカだな~と思われることをする
それでこそ新人類老人

7月3日

すべてをあきらめて
残ったものに・・

夢や希望というものは
よく考えてみれば
こういう人になりたいとかこうなりたいとか
誰かが成し遂げたことのコピーもしくはバリエーションに過ぎず
そんなものを全部捨てた後に
残った何かがほんとのやりたいこと
もしくはオリジナルなんだと思うのさ

7月4日

旅の途中

ひろき真冬 個展 apples & favorite illustration+弾き語りライブ @吉祥寺 カフェゼノン

原画の迫力に圧倒されました
ひろきさんの絵と音楽はさらに進化しておりました
そしてそれはまだ途上です
次も楽しみです

7月5日

昨日は
半年ぶりくらいにお酒を呑んだので
今朝は体がびっくりしている感じ

HBOのSFドラマ WESTWORLD
シーズン1は大傑作でしたが
シーズン2は途中で観るのをやめてしまった
なんとシーズン3があるというので
最終回だけ観ました(笑)
そうしたら
エンドロールのBGMがピンクフロイドのbrain damage
(大好きな曲)

なんとなく
ちゃんと観なくちゃいけないのかな、という気になりました

観ないけど(笑)

7月6日

葉見ず花見ず

彼岸花の別名だそうです
花が咲くころには茎だけで葉がなくて
葉が出ている時は花が咲かない
お互いを見ることはできないけれど
お互いを思い続けている

いい距離感です

7月7日

原因から結果が生じるのは、ただの偶然

ネットフリックスドラマ giri/haji

東京、ロンドン 二都物語
刑事ものです
日本とイギリス、日本人とイギリス人
いわゆる文化的な違いを描いたクロスカルチャーものではなく
日本とイギリスはこんなに似ている
共通点を発見するような感じにできているところがとてもいい
ミックジャガーも
日本人とイギリス人はお互い島国なので
よく似ているとおっしゃっておりました

お互いシャイなのだ

違いではなく共通点を探す
共通点がみつかるからこそ
違いを認め合える
これからはそういうことなんじゃないのかなあ

かつては
違いがぶつかり、ぶつかり合いながらだんだんわかりあうというパターンでしたが
これからは
共通点を見つけてから違いを認めるということ
出会い方の順番を変えるのだ

やはりというか
7月21日のラベル展の日本酒パーティは
なくなりました
お間違えの無いようお願いいたします
ラベル展はちゃんとあります!

7月8日

a new order by burabura aliens

10月に元相棒の後藤啓介と2人展をするわけですが
そのDMのデザインを考えてます
これから先何が起きるかわからないので
とりあえず早めの準備

二人展のタイトルは
「ぶらぶら星人の地球再征服!」

7月9日

old songliner

ひとかどの人間になろうなんて思わないように
そんなものになろうとすると道を間違える

gili/haji 4話

do you ever think about how everything we do
is echo of something
人は何度も同じことを繰り返す、まるでこだまのように

ある状況で、必ず同じ反応をしてしまう
あることを言われると必ず怒ってしまうとか
それこそがカルマであるとどなたかがおっしゃっておりました

7月10日

あなたなしの人生はこの世にはありません
人間にはあなたなしの歴史はなく
文明と呼ばれるものさえもあなたなしにはありません
いつの世もどんな人もあなたには克てませんでした
わたしはあなたが好きではありません
しかし
人間の高慢や思い上がりを断じてゆるさないのがあなたです

「痛み」があなたの名前です

(長田弘)

なんて美しい言葉たちだろう

7月11日

giri/haji(全8話)

中盤のめちゃめちゃな展開もいい
シュールなラストの謎ダンスもいい
(登場人物たちの絡み合う感情のうねりを言葉ではないもので表現したかったのでは・・)
現実感のないほとんどファンタジーなやくざドラマでした
そして全体の雰囲気が優しい
意欲作でした、さすがBBC攻めてます

7月12日

nick cave & the bad seed / ghosteen

ニック・ケイブ 2019年の作品
ボーカルは声質が好みじゃないと
どんなにうまくても好きにはなれなくて
この人の歌声はとても好き

7月13日

makaya maccraven / universal beings

ヒップホップ出身のジャズドラマー マカヤ・マクレヴンの2018年のアルバム
アルバムタイトルは
普遍的な存在と訳せばいいのか、普通の人たちと訳せばいいのか
すべてのものは静寂に向かって歩んでいるような気がしますが
まさにそんな感じ

7月14日

craig armstrong /let's go out tonight(feat paul buchanan)

paul buchananの声はすばらしい
そろそろthe blue nile の新譜が聴きたい
もう16年も出てません
毎年検索してみては、ちょっとがっかり

完璧なポップス
引き算の美学
なんでもない歌詞、なんでもない楽曲
なんでもないのがすごい

7月15日

light in darkness

比較も非難も是認もせず

梅雨なので
天候不順が続きます
腰痛を回避できたと思ったら
なんか肋間神経痛?

7月16日

craig armstrong / starless ii

掃除婦のための手引書 ルシア・ベルリン

ロクでもない人が出てきて
登場人物たちはその人にノーというけれど
作者はイエスと言っている
アメリカ文学は
歴史がないからこその奥深さがある
と思う

「ママ」という短編が好き(全部短編だけど)
何度も娘に遺書をわたし自殺未遂を繰り返すママ
私は一度も遺書をもらったことがなかったと姉をうらやむ妹

考えるな!呑むな!という禁酒の張り紙がある
「エンジェル・コインランドリー店」

これらの短編は小説の形になってはいるけれど
ほぼ実話なんだろうなあ
すごい人生

この本はとてもおすすめ

7月17日

早くトレイラーが観たい

DUNE 2020の公式ツイッターを観ていたら
なんだか撮り直しをしているようで
ほんとに今年観られるのでしょうか

今年唯一の楽しみなのに
いや、テネットもあるか

7月18日

梅雨寒

梅雨寒の昼風呂ながき夫人かな 日野草城

7月19日

neil young and crazy horse / sleep with angels

ファンには不評のようですけど
ニールヤングはこのアルバムが一番好き
私見だが内省的な感じがピンクフロイドっぽい

原因というものは
ひとつではなく、たくさんあるし
ある原因がその結果になるのは偶然に過ぎない
分析したところで
何も当たらない
ただありのままに受け入れる

7月20日

jordan de la sierra / gymmosphere : songs of the rose

ミニマル系アンビエント
ハロルド・バッドの好きな方に

明日より
日本酒ラベル展です
恒例の
日本酒パーティとライブはありません
お間違えなきよう

よろしくお願いいたします

7月21日

7月22日

わたしは他人でできている

情報の共有
高度に発達した情報化社会の中のわれわれは
思想も主義も主張も考え方も意見も夢も希望も人生も
そして絶望でさえも
みんな他人からぱくって生きている
結局
他人の人生を生きているだけなのかもなあ

道なき道を歩め

友人の個展「日常」へ@日本橋

コロナ禍の中での展示は気を使いますね

素敵な個展でした
空間の使い方がとてもよかった

7月23日

gramm / personal rock

傑作電子音楽Loop-finding-jazz-recordsを生み出したjan jelinekの別名義

梅雨に合う音楽
グリッチノイズが雨音のよう

ラベル展の日本酒ご購入について

コロナ第二波?による危急存亡の秋(とき)
(ちょっと大げさ)
わざわざ画廊に行かずとも
一ノ蔵のサイトより購入可能です
よろしければ是非

7月24日

カープが最下位なのは
久米さんがラジオをやめたからだと思う

7月25日

jaga jazzist / tomita

ノルウェーのポストロックエクスペリメンタルロックバンドjaga jazzist5年ぶりの新作Pyramidの
一曲目は、2016年に亡くなった冨田勲さんに捧げる曲だそうです
実際は13分ある大曲です

テネットが公開延期になったのは残念ですが
マンダロリアンシーズン2は
予定通り今年の10月公開だそうで(配信はいいねえ)
楽しみです

7月26日

jon hassell /seeing through sound (pentiment volume two)

第4世界の鼓動 以来、40年ほどお世話になっております
エレクトリックトランぺッター、ジョン・ハッセルの新作です
もう83歳なのに尖ってます、さすが

グーグルの翻訳エンジンをしのぐと言われている
ドイツの翻訳エンジン、DeepL翻訳がなかなかすごい
ちゃんと日本語になっている
いろいろ翻訳させて楽しんでます
「詩」の翻訳もなかなか

7月27日

日本酒ラベル展終わりました
こんな状況の中いらしてくださった方々、感謝です
僕の絵を買ってくださった方
ありがとうございます!

若おかみは小学生

原作は児童文学だそうです
傑作です、泣けました
本当に溌溂とした子供のような魂だけが
世界を変えられる
すべてを受け入れること
人類の進化です、SFです(半分冗談)

でも、これは大人向けかも

7月28日

7月29日

オープンゲットしたい今日この頃

私見だが
コロナにはゲッター線が効くと思う

そろそろ新作も観たい

7月30日

毎日涼しいのはいいんだけど
そろそろ太陽を
暑苦しい夏を!

7月31日

ふたりぼっちの日々

毎朝起きると
自分がいて
やあ、おはようという
こいつのことはあまり好きではないが、さほど嫌いでもなく
今日も一日よろしく、と返事をする

免疫力がアップする曲はこれ
jap's progressive rock 「eurox 」
名曲です
間奏のバイオリンにしびれて
日本のプログレって独特だよなあ、日本人なのに不思議な違和感がある